《MUMEI》

日向は、

いつだってあたしの支えでいてくれる。





泣いてたら、

抱き締めてくれる。





凍えそうになったら、

暖めてくれる。





寂しかったら、

側にいてくれる。





落ち込んでたら、

笑いかけてくれる。





──私は日向に何をしてあげた‥?





何かしてあげたっけ‥。





「───────」

「那加ちゃん? 食欲‥」

「あたし、日向に何してあげられるかな」

「ぇ?」

「日向に何かしてあげたいな、って」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫