《MUMEI》 「──お兄ちゃんは抱き付かなくていいの?」 「‥何で」 「お兄ちゃんがランの事だっこしてるのって見た事ないし──」 「‥いいだろ、別に。てめぇみてぇには俺、する気ねぇし」 「──ふぅん?」 「‥文句あっかよ」 「ないよ?」 「‥だったら黙ってろ」 「はぁーい‥」 蜜君は、 途端に大人しくなった。 そしたら、 屋根裏には私達3人しかいない訳で、 私と鳳君はあんまり喋らないもんだから──‥ 何か‥ 静かになっちゃった。 ていうか私‥ 身動きすら取れないんですが‥? 2人が離れてくれるまで待つしかないか──‥。 前へ |次へ |
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