《MUMEI》

「ふぁ──‥何かお腹空いちゃったね──」

「丁度いいんじゃねぇか、今頃母さんが紅茶淹れてくれてるだろ」

「じゃっ、下行こっか♪」

「‥だな。──おい」

「───────」

「おい、蘭」

「は‥はぃっ!?」

「下、行くぞ」

「ぇ、ちょっと‥!?」





ていうか引っ張んないでって‥。





「‥早く来いよ」

「分かりましたからそんなに引っ張‥、ゎ‥!?」






コケるコケるっ‥。





「きゃッ!?」

「ゎ‥」

「おいッ‥!?」





ガタガタガタッ‥

そんな音がして、

私達3人は階段から転げ落ちたみたいだった。

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