《MUMEI》

手当てしてもらって、

リビングに入ったら。





「──遅いわよみんなして──紅茶冷めちゃうじゃない」





苺ちゃんが、

待ちくたびれたみたいで──

ホッペを膨ませた。





「お嬢様、そう焦らずに──」

「惷うるさい」

「も‥申し訳ございません‥」

「──大変だな、お前も」

「ぃ‥いえっ、そんな事──」

「ねっ、早くティータイムにしよ♪」

「‥分かったから取りあえず座れ」

「はーい♪ 蘭もほらっ、座って座って♪」

「ハイ、ども‥」





あれ‥?





零さんまだ来てないのかなぁ‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫