《MUMEI》

「な…なにものだ」


ビリビリーンはびびって震えおののいた。


「とっくににご存じなんだろ?」


長ネギ野郎はグヒヒと笑った。


「認めぬ、認めぬぞぉっ!」


ビリビリーンは全身の静電気を口の中に集中した。


「俺は誰よりも強い…強いんだぁぁ!」


電気を帯びた光線がビリビリーンの口から放たれた。


それは一直線に長ネギ野郎めがけて突き進む!


「長ネギさぁぁぁぁぁぁん!」


ハチの悲鳴と爆発音があたりを包んだ。

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