《MUMEI》

あたしと日向は、

お互いの家をよく行き来し合ってた。





その頃から、

日向はトランプが強かった。





あたしは負ける度に、

むくれて日向を困らせてた。





『ひな君のイジワル〜‥』

『ご‥ごめんナカちゃん‥』





日向は全然悪くないのに、

いっつも謝ってた。





どんなにあたしが言いたい放題言って困らせても、

日向は、

毎日あたしと遊んでくれた。





わがままなあたしに、

嫌な顔ひとつしないで。

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