《MUMEI》 ‥すぐに帰って来ると思ってた。 でも日向はその日‥ 夜になっても帰って来なかった。 日向とあたしの家族総出で、 日向を捜し回った。 ‥でも日向は‥ どこにもいなくて。 あたしは、 狂ったみたいに泣いた。 『あたしが‥あたしが‥どっかいっちゃえなんていったから‥!』 あの時は、 ほんと自分を恨んだ。 あたしがあんな事言ったから、 日向はあたしの前からいなくなった。 まさか、 あんな事になるなんて思ってなかった。 日向が、 あたしの側からいなくなるなんて‥ 考えた事もなかった。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |