《MUMEI》

でも、

そんな風に思ってても‥

寂しい気持ちは相変わらずあった。





‥だから、

たまに‥

グループに近付いたりしてみたりした。





‥だけど、

笑い者になるだけだった。





悔しいっていうより、

どうでもいい、

って感じだった。





それからのあたしは、

何を言われても返事はしなかった。





だんだん、

相手にされなくなった。





何も言われなくなった代わりに、

あたしはユウレイみたいな存在になっていった。





──でも。





みんなが敵に回っても、

1人だけ‥

味方になってくれた男子がいた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫