《MUMEI》 でも、 そんな風に思ってても‥ 寂しい気持ちは相変わらずあった。 ‥だから、 たまに‥ グループに近付いたりしてみたりした。 ‥だけど、 笑い者になるだけだった。 悔しいっていうより、 どうでもいい、 って感じだった。 それからのあたしは、 何を言われても返事はしなかった。 だんだん、 相手にされなくなった。 何も言われなくなった代わりに、 あたしはユウレイみたいな存在になっていった。 ──でも。 みんなが敵に回っても、 1人だけ‥ 味方になってくれた男子がいた。 前へ |次へ |
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