《MUMEI》
バスタイム
それから月日は経ち、僕と大地と要クンの絆はより一層深くなった……………………………… もうすぐ大地の夏休みも終わり、新学期が待ち構えていた頃だった……………………………… <…大地…僕の…お父さんと、お母さん…どうしてるかな…>……………………… 「…そぅだな…俺さぁ…お前を連れて…線香上げさせてもらうょ…どぉかな?」…………………… <さすが大地〜、連れて行ってくれるの…?>…………………………………………
「当たり前だろ!心配…なんだろ!?」………………………………… 達也には歳の離れた弟が居た……まだ幼稚園児だった…名前は
英也と言った…達也が死んだ今、両親は悲しみを忘れるかのように英也に愛情を注いでいるに違いなかった…………………… 達也は…そんな家族の姿を見てみたかった………………………
<ねぇ…大地〜>………………… 「何だょ…お前…モジモジして気持ち悪ぃなっ!?トイレかよっ!?」…………………………………… <ちっ!?違うもんっ……明日、家族に会う前に……あのねっ…>
達也は大地に耳打ちした………………………… 「プッ(笑)お前〜笑わせんなょ〜どこの世界に風呂好きの猫がいるっつ〜んだょ〜(笑)」大地爆笑……達也マジ…………「お前さ

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