《MUMEI》

「ところで、お前んとこのダディとマミーはだいじょぶなのか?オレのファミリーは海外出張中でおらんが。」
「あぁ、うちも家族旅行で県外に出てるよ。僕はゾンビっ娘を全クリするために残ったんだ。……投げられたけど。」
まだ根に持っているご様子。
「ふむふむ、ならば我々は自由人の中の自由人、言うなればフリーターであるわけだがパーティが二人というのは寂しくないかね?」
「フリーターではないけどね……。誰か探しに行くの?」
「そうだな〜、…(人選中)…よし!ここはリンの顔でも見に行くか。」
「リンか〜、なんかテンパってそうだね。あの性格だと。」
「よし!そうときまったら出発準備だ。対ゾンビ用の兵器を片っ端から集めるぞ〜。」
………
……

「というわけで山田家からこれだけ集まったわけだが。」
包丁×4
大振りのハンマー×1
エアーガン×2
シャンプー×1(弱酸性)
枕×1
木彫りの熊×1
山田家全財産¥1500
etcetc…
「…なんでシャンプーとか持ってくるの?ていうか、1500円って……」
タカが呆れ果てていた。
「月末だったから…(泣)」
一人暮らしは辛いとです…
「さて後は食料やコンロや何かをバッグにつめて準備完了だ。」

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