《MUMEI》

ロッテンマイヤ老人「いやいやいやいやいやいやいやいやいや…

"ナン"だかな〜(笑)」



ロッテンマイヤ老人は、自分で自分にツッコミを入れた。



ロッテンマイヤ老人「忘れたくとも忘れられぬ…。


人間は、忌まわしい記憶を忘れようと思って忘れられるように出来てはおらん…。


本当に忘れたい記憶を忘れることができるのは、眠りに就いている時だけだ…。


もしかすると私は、永遠に忘れたいと願っているのかもしれん…



…永遠の眠りに就いてな…。



……………………………………。



ところで私は、何を忘れたかったのだろう…???



???…忘れてしもうたわい…。」




その時、アバシリプリズンの監守が食事を運んできた。



監守「おい飯だ。モウロクじじい…。」



牢獄の鉄格子の下から差し出された食器の上には………

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