《MUMEI》

何とか蜜君を捜し出して──

3人でリビングに戻った。





「──おお、来たね3人共──」

「スイマセン、お腹空いてます‥よね?」

「当たり前じゃない、もうペコペコよ。ね、惷?」

「ぉ‥ぃぇ、お嬢様──私は──」

「空いてるわよね?」

「は‥はい、お嬢様──」





日下部さんは、

苦笑しながら苺ちゃんに頷いて──

それから、

私達の方に向き直って頭を下げた。





顔を上げた時の目が、

申し訳ございません──

そう言ってた。





「そっ‥それじゃあ朝食にしましょっか♪」

「うんっ、さんせーっ♪」

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