《MUMEI》

「ハイ、あ〜ん♪」

「ぇ、ゎ‥私‥自分で──」

「いいからいいから♪」

「‥良くねぇ」

「え〜!?」

「‥お前ほんとにいくつだよ‥」

「まだ10歳だもん」

「‥ならそれらしくしとけ」

「む〜〜〜〜ッ‥」





蜜君が、

思いっ切りむくれた。





「何でいっつもお兄ちゃんが仕切るのさぁ‥」

「‥仕切ってねぇよ」

「仕切ってるもん」

「‥うるせぇ」

「まぁまぁ、2人共落ち着きなさい」

「〜〜〜〜〜〜っ」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「ふんっ」

「‥くだんね」





お互いに反対側を向いて、

黙々と朝ご飯を食べてる2人なのでありました──‥。

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