《MUMEI》 ニ巡目… 兼松は「芒に月」を場のカスに合わせた。 返しの札は「紅葉のカス」だった。 それは場にあった合札のカスに合わさり、兼松の取札に加わった。 正確には思いもかけず加わってしまった。…と表現すべきか…。 兼松は自らの手札にある「紅葉の青札」を持て余すことになり、〆華の役「青タン」を殺すことが出来なくなった。 守りより攻めを優先した為に起きた不運だった。 『まぁいい…。』 兼松は「芒に月」を手に入れたことで、マイナス要素にも動ずることは無かった。 前へ |次へ |
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