《MUMEI》

「‥‥‥‥‥‥‥」

自力でやり方を見つけるしかなさそうだな‥。

だけど‥

本当に

全く分からない。

「‥ん」

200円‥?

ここに‥

料金を入れるのか‥?

「ええと‥」

200円‥

200円‥。

「──よし」

次は‥。

「ええと‥?」

このボタンを押すのか‥?

「‥!?」

何だ‥

動いたぞ‥。

「──ぁ」

そうか‥。

これでスタートさせて‥

この2つのボタンで操作して

左右にアームを動かす仕組みなんだ。

何だ──

簡単じゃないか。

「よし──」

彼女を

珠季をビックリさせてやろう──。

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