《MUMEI》

「そう‥ですよね」





とにかく‥

回復させてあげなきゃ。





‥でも‥

どうすればいいんだろ‥?





私‥

猫飼ったことないし‥

衰弱した猫の対処法なんて知らないし‥。





「‥おい」

「ぇ」

「バスケットとタオル。哺乳瓶にミルク。後何か遊びに使えそうなもん持って来い」

「ハ‥ハイっ」





私は、

鳳君に言われた通り‥

バスケットとタオル、

哺乳瓶にミルクを入れて、

小さめのボールを持って部屋に戻った。





「鳳君、持って来ました!」

「‥んじゃあ、それ貸せ」

「ぁ‥ハイっ」





鳳君って‥

こういう事詳しいのかなぁ‥。





「‥なぁ」

「ハイ‥?」

「アイツ、大丈夫そうか」

「ハ‥ハイ、何とか‥」

「なら‥いいか」

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