《MUMEI》

茜が着座した

雅治「龍之介…詫びるので あれば、俺にではないだ ろう…」

茜「何を詫びると言うので すか?」

雅治「たぶん、お前を、キ スマークだらけにした事 じゃないか?」

龍之介「…どのような、処 罰でも…」

茜「……」

雅治「…茜の好きにしな… 」

茜「…私くしは、処罰を降 す立場ではありません… 」

雅治「…」

雅「雅治様、貴方様のご意 思で……」
「ここは、そういう場所 でございます」

雅治「ならば、惣一郎も呼 べ、」
「意志を、確認する」

雅「かしこまりました」



雅に連れられ、惣一郎が、来た

攻撃的な目をしていた


雅治「惣一郎…お前は、神 無月から離れるつもりだ な」

惣一郎「…お前の下に付く 気はない」

雅治「よかろう、」
「惣一郎を、離縁する、 準備に入る、それまで軟 禁しておく」

惣一郎「殺しておいた方が いいぜ…」

雅治「その必要は無い」

惣一郎「ふん、あまちゃん だな…」
「てめえの女を抱いた奴 も殺せねぇなんてな…」
「神無月も、終わりだな …」

「俺に、抱かれ、龍之介 に抱かれ…汚れた、女を …」
「あぁ、そうか!、あん たも、性欲処理に使って んのかぁ」

へらへらと、惣一郎が言った

茜が、惣一郎を睨んだ…

雅治「抱いた?…初耳だな …」

惣一郎「知らねーのか、… 大勢の前で、ご開張させ てやったのを…」
「この、不感症のカタワ の女をよ…」

雅「惣一郎、私の権限で、 お前の首を落とす事も出 来るのですよ…」

雅が珍しく、感情的になっていた

惣一郎「やれよ……武力衝 突だぜ!」

惣一郎の目が光った

雅治「構わんよ……」
「完全に無力化するまで だ」

低く透き通る声で言った

惣一郎の顔が引き攣る…

雅治「不感症?…」
「茜は、敏感だぜ…」

「女をヤルのは簡単だが 、抱くのは、大変だぜ… 」

「雅、惣一郎を軟禁しろ 、正式に離縁するまでだ 通達を、俺の名前で出せ 」

雅「はい、仰せの通りに」
雅治「龍之介、」
「惣一郎と戦う事になる かもしれん…」
「覚悟無ければ、お前も 立ち去るがよい…」

龍之介「雅治様…」
「…お許し、いただける のですか?」

雅治「許す?…」
「茜は、自分の意志で、 お前の元に行った…」
「……俺が、とやかくは ……言えないだろう…」 「茜を…尊重せねば、な らない……」
「俺の気持ちは…二の次 だ…」

龍之介が、硬直したまま、俺を見た

雅「……龍之介…茜の痛み がわかるなら、やる事は 一つです…」

「守屋、惣一郎を軟禁し ます」

守屋「かしこまりました」
惣一郎「…覚えてろよ…」

捨て台詞をはく、惣一郎だった…

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