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《MUMEI》 金色短いチャイムがなって、ザワザワと生徒たちが、動きだす。 由良も、あわてて席に帰っていった。 話してよかった・・・。 由良は、私の親友だ。 人見知りする私を、ずっと守ってくれた。 大切な人。 自然と、顔がゆるむ。 ふと、視線を感じて振り向けば、斜め２つ後ろで由良が微笑んでいた。 ゆっくり、微笑みかえす。 ｢席に着けー。｣ けだるげな声とともに、いつもどおりの先生が入ってきた。 前へ |次へ |
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