《MUMEI》

「‥‥‥‥‥‥‥」

な‥

何だか

よく分からない機械の前に立たされているぞ‥?

それに──

何故カーテンで仕切られているんだ‥?

「珠季──」

「写真シールメーカーって感じ」

「写真がシールになる機械‥か?」

ますます謎だな‥。

「アタシも千代とたまに来る位だったからあんまりよくは知らねーんだけどな」

珠季はそう言いながら

パネルを操作していく。

「っし、っと──」

「カメラは何処に付いているんだ‥?」

「画面に映るようになってんだ」

「成程‥」

何だか‥

凄い機械だな──。

ゲームセンターという空間は

僕にとっては本当に

未知の世界だ‥。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫