《MUMEI》
【17話】星空とキャンプファイヤー
今日も、

私はいつもと同じように仕事して──

晩ご飯の支度に追われてた。





「──ラン♪」

「?」

「夜時間空いてる?」

「夜──ですか‥?」

「うんっ。10時頃なんだけど──」

「ハイ、空いてますよ?」

「じゃあ、その時間にお庭に来て♪」

「ぇ──」

「ねっ♪」





ニッコリ笑いかけられて、

ズッキューンって音がした。





「ラン? どしたの?」

「み‥蜜君、反則デスから‥」

「何が?」

「だ‥だから──‥」





その悩殺スマイルには勝てませんデス、

ハイ‥。

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