《MUMEI》

PM9:00 ――



夜の幄がおりる頃になると、ようやくジャム食品株式会社は普段の平穏さを取り戻しつつあった。



J社長「壊滅的な打撃だな…。」



ジャムおじさんは、PCのモニターに映る自社銘柄の終値を呆然と見つめていた。



食パンマンとカレーパンマンも、疲弊しきった様子で社長室のソファに身を沈めている。



A常務「大丈夫です。


…裏工作が発動すれば、会社はすぐに立ち直ります。


それまでの辛抱ですから…。」



アンパンマンは一人だけ冷静に明日を見据えていた…。



社長・役員らが、地獄のような長い一日から解放されたのは、日付が変わった翌・午前零時過ぎだった…。



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