《MUMEI》
守るモノ
雅治「ECMだ…」

守屋「防弾スモーク硝子を上げます」

リムジンの内窓が上がり、暗くなる

嫌な予感がした…

雅治「茜……」

茜をシートに横にさせた

龍之介「神無月まで、急いでくれ」

守屋「はい、かしこまりました」

バシィィィ!!

けたたましい衝撃が車を襲った!

…防弾硝子に、大きな穴が…

龍之介「…鉄鋼弾だ…」
「守屋!走れ!逃げろ! 」

守屋「はい…」

リムジンは、暴走車のごとく、走りだした

バシィィィ!!

まただ!

茜「防弾じゃないの?」

龍之介「対戦車ライフルで す!防弾硝子なんか、紙 みたいなモノです…」

雅治「後ろのベンツか…」
龍之介「…直ぐに、応援が 来ます!」

バシィィィ!

茜「きゃぁー!」

リアガラスが消し飛び
車がガードレールに擦りながら、爆走した!

龍之介「!守屋…」

守屋「だ、大丈夫……です …」

雅治「…喰らえ!」

俺は、腕時計型爆弾を無くなった、リアガラスの所から投げた!

ドッカーーーン!

ベンツに直撃だった…

リムジンがスローダウンして、止まった…

守屋「龍之…様…運転…を …」

茜「守屋!被弾したの?… 」

問い掛けに、返事はなかった

雅治「龍之介!来をつけろ !まだ、敵は居るはずだ !」

龍之介「はい!」

コルトガバメントを手に、龍之介が、運転席へ

エンジンはかかってる

辺りを見渡す…

敵の姿は見えない…

パトカーが何代も走って来た

龍之介「助かったか…」

上空からヘリコプターが降りて来た

街中で?…

雅治「何か、変だ!」

龍之介の顔から、安堵感が消えた

警官隊が周りを塞ぎ、覆面パトカーの男が近づいて来た

雅治「俺が行く…用心、怠 るな!」

龍之介「はい…」

茜の髪を撫で、俺は、車から降りた

「公安部の者です、」

雅治「ありがとう、助かる 」

ヘリコプターが急降下してきた……

俺に向かって


カガー、ピィー、ルルー

『………なよ、逃げて!… …罠……』

スピーカーから聞こえる、雅の声

龍之介「ま、雅治様!」

タンタンタン!!!

至近距離から、銃弾を浴びた…

封鎖する、警官達が驚き、振り返ってる…

「とったぞ!、雅治の首を !、これで、俺は、英雄 だぁ!!!」

両手を上げて、叫ぶ、公安の男…

「次は、ガキだぁ!」

リムジンに走りだした…

茜…ダメだ…行かせない…
俺は、走りだした

至近距離から3発…喰らってるのに…

まるで…悪魔の薬が、効いてるかのようだった…

雅治「うおーーーっ!」

龍之介が飛び出し、撃ち合いになった…

周りを包囲してる警官の一人が、背後から、龍之介を撃った!

警官「俺達の勝利だぁ!」
叫んでる…

公安の男と、龍之介が、地面に倒れた……

警官が、リムジンの後ろのドアを開けた!

雅治「茜!!!」

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