《MUMEI》

「ねぇラン?」

「はぃ‥?」

「お星様綺麗だよ♪」

「──ぁ‥」





すっごい‥。





「あっ♪ ラン懐中時計似合ってるねっ」

「ぇ、ぁ‥‥‥ども──」

「‥忘れんなよ」

「?」

「それ持ってるっつー事は‥」

「分かってますよ♪」

「‥何か引っ掛かんな‥」

「大丈夫ですって」





私、

頑張っちゃいますから♪





だから、

安心して下さいね。





三門家の、

鳳君蜜君の世話役として、

立派に働いてみせますから──。

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