《MUMEI》 「っと‥、ぁー思い付かねーっ‥」 「アイディアが必要なら──出してあげようか?」 「ぃ‥いーっつの。つーか何げに覗こうとしてんじゃねぇ」 「ほぅ、なかなか鋭いな──」 「‥何かイラッとくんな‥その言い方‥」 「それは失礼。困っているようだったから何か手を貸してあげようかと思っただけなんだけどね──」 「‥ンだよそれ‥」 「言葉の通りだけど」 「ぁ"ーもォ気ぃ散るだろっ、ちったぁ黙って──」 窓から吹き込んできた風で── 彼女のノートのページが 数枚捲れた。 「!!‥」 余程見られたくないのか── 即座に 僕が見ていなかったか確認する珠季。 意外と‥ 慎重派なんだな──。 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |