《MUMEI》

えっと…なに言えばいいんだっけ…

「えっと、加東陸です。Verbは…『cut』?で合ってる?海。」

「合ってるよ♪」

「良かった…えと、岡根一高で空くんと海と同じクラスです。よろしくお願いします。」

そういって、ボクはペコリと頭をみんなに下げた。

「よろしくお願いしますね、陸君。」

「よろしくな、坊主」

名前言ったのにまだ坊主だ…あうぅ。

「「…。」」

あ、あれ…?

「海…怜さん…?どしたの?」

なんだか顔真っ赤にして震えてる。体調悪いのかな…?

「体調悪いなら無理しないで帰って休んだ方がいいよ?…へっ?」

「「カワイイー!!」」

「ヘッ!?…ギャァ!?」

海と怜さんがボクのベッドに突っ込んできた。…ふ、二人の目が暴走モードに入ってる…。

「怜さん!陸はあたしのですからね!?」

「あら、少しくらいおすそわけしてくれてもいいじゃない?」

「うー…もう我慢できないからいいです。手伝ってください!」

「はいよぉ!!」

なにそのはいよぉって!!うわ、一瞬で服脱がされた!?ちょ、来栖さん助け…あれ?

「みんなは?」

「ハァハァ…え?あら、いないわね…」

「ん?書き置きだわ。」

『そうなったら止められません。何かあったらまた連絡しますので、ごゆっくりどうぞ。 来栖 竜二 空』

う…裏切り者ォォォ!!!!!!

「エヘヘ…陸もうこんなになってる♪」

「こんなにおっきいの久しぶり…♪それじゃ…」


「「いただきまーす♪」」


「ヒィヤァァァァァァァァィァ…あぅぅ…。」









結局ボクはこのあとこれでもかというくらいいろんなものを吸いとられ、病名に過労が加わって3日間入院が延びた。あうぅ…。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫