《MUMEI》
雅人
シュッ!シュッ!シュッ!!

ジャブ2発からのストレートが頬を掠った

雅人「!…」

シュッ!
返しの左フックが腹に飛んで来た

上を警戒させて、ボディへ
上手い連携だ

パシッ!…ドンッ!

左フックを
、相手の腕ごと、捌き取り、地面に投げ付けた

相手が受け身を取るのと同時に、
拳が腹にめり込んだ

スティーブ
「…ゴホッ……no.!、」

「マサト、テカゲンシテ ネ……」

雅人「…ごめん…スティー ブ…」

龍之介「お強くなりました ね、雅人様」

雅人「そうかなぁ…」
「実戦じゃぁ…通用しな いと思うけど…」

龍之介「兵士ではないので すから実戦は…」
「護身術ですからね…」 「 十分でしょう、」

スティーブ
「モウ、マサトとクミテ イヤネ…マッタク、カテ ナイ…」

雅人「スティーブが本気じ ゃないからだよ」

龍之介「かなり本気だった よなスティーブ」

スティーブ
「yes……ワタシ、ジシン ナクスネ…」

雅人「スティーブ、ありが と 、 俺、シャワーして 来るね」


龍之介「落ち込むな、ステ ィーブ、」

スティーブ
「…マサト…トチュウカ ラ……サッキ、アッタネ …コロサレル、オモッタ …」

龍之介「……雅人様…」
「変わられた…」
「真実を知ってから…」
「…私は心配でならない …」

スティーブ
「ダイジョウブ、リュウ 、フダンノ、マサト、
ヤサシイ、boy.ネ」
「ヒトノ、イタミワカル nice guy」
「マサト、ナラ ダイジョ ウブネ」

龍之介「そうだな…大丈夫 だよな…」

13歳から、雅人様をお預かりして、7年…
…早いものだな…

…… 日本に…帰す日が… 来たのか…

…19歳で大学を卒業、
身体能力も桁外れに良い…
雅(みやび)の言う、あの薬の作用なのか…

雅治様も、…心臓を撃ち抜かれてから…
何分も行動してた…

雅治様は、私と鎌倉で直接、薬の爆風を浴びたから、…わかるが…

雅人様は…

悪魔の薬……

真実は、まだ、闇にあるのか?…

私も…痛みに対して、鈍感になっている…

雅治様と茜様の子…

遺伝子的な何かがあるのか?…

雅……彼女は、何か知っているのだろう…

…もし…雅人様に、害をなすようならば…
たとえ、雅、とて…
…容赦はしない…


とてつもなく、嫌な予感がする…

…この、胸騒ぎは、何なんだ…

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