《MUMEI》

『はぁ〜いこんにちわぁ♪あ、最初ははじめましてだね♪ふつーは名前言うとこだけど…まぁだヒ・ミ・ツ♪いや〜ん♪…』


…素晴らしい。実に読む気が失せるような文章だ。逆に才能を感じるねこれ。

『まぁなんにもないのもアレだしぃ〜…とりあえず[セカンド]って読んでね♪さて今日は!!大事な大事なお知らせがあるのでぇす!!ハイ拍手〜♪』

アハハ、海が拍手してるや…これの言う通りにするってすげいな…。

『この手紙は、君たち能力者に届けてます♪あ、キミタチの中では使役者って言うんだっけ?って人に送ってまぁす♪』

なっ…この手紙の主はボクらが使役者だってなぜ知ってるんだ!?…学校か家くらいでしか使ってなかったのに…?…いや学校で使ったらバレるか。…さて、続き続き…

『この度、日本全国にいる能…いや使役者?あーこれめんどくさい!!バカッ!!』

て…手紙で起こられた…うわ、海が律儀に謝ってる!?

「ほら、陸も一緒に!」

「え?え?う、うわっ…」

頭をガッチリ捕まれた。まぁ逃げるほどのことでもないし…とりあえず、

「「ゴメンなさい。」」

…。

「バッカじゃねーのお前ら。」

…ウワァァン!!恥ずかしいの我慢して言ったのにぃ!!空くんの「グシャッ!」…グシャッ?

「またつまらないものを殴ってしまったわ…。」

うわっ、空くん顔がめり込んでる…海は拳を拳銃撃った後みたいにフッてやってる。ど、どうしよ…

…まぁいいか。いつものことだし…続き読も。

「陸もオレを見捨てるの「メキャッ!」…無念…。」

空くん…天国でも元気でね。さて、続き続き「陸ぅぅぅ…」…全くもう。

「海、とりあえず落ち着いて?まず手紙読もうよ。」

「うん♪」

「…これでいい?空くん。」

「…それはそれでなんか悲しいな…一応オレも幼なじみなんだけど…まぁとにかく読んでくれ、多分そっからが一番驚くぜ。」

まぁ…なんにしろやっと続きが読めるよ。どれどれ…

『えー全国の使役者を集めて、戦ってもらいまーす♪』

…何!?

『場所はもちろん、この能力の発祥の地…岡根市でーす♪まぁぶっ壊れちゃうかもしんないけど仕方ないよねー♪』

な…なにいってんだこの人!?

『開始は今から1週間後の9/1正午ピッタリ♪岡根市立第一高校に集合しちゃってー♪』

しかもボクらの高校じゃないか!!

『名付けて!【The☆Verb War!!】の開催でぇす♪』

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