《MUMEI》 「持久走!?」 珠季が 声をうわずらせた。 「何だよめんどくせー‥」 「体力作りにはいいと思うよ」 「てめーが言うセリフかよ‥」 「じゃ、お先に」 「なッ‥おい待てよっ」 すかさず 珠季が追いかけて来る。 僕は 追いつかれないように スピードを上げた。 けれど 珠季も負けじと付いて来る。 これは またいい勝負になりそうだ──。 「?」 珠季── ペースが落ちてきたか‥? いや‥ 違う──。 「!?」 なッ‥。 「へっへーん、出来るもんなら越してみやがれ♪」 「何っ‥!?」 珠季に‥ 越された‥? 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |