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《MUMEI》 「‥オマエはもっとクールキャラかと思ってたけどな、アタシ‥」 「僕だって──君をお転婆少女だと思っていたさ」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「けれどちゃんと──女の子らしい一面も、デリカシーも持っていて──」 「だぁーッそれ以上言うなっ」 「ほらね──」 「ッ‥何なんだよさっきから！？ ケンカ売ってんのかよっ」 「そのつもりは無いと──前にも言った筈だけど」 「なら何だっていちいち‥」 「無意識なんだ、君が自ずとその口調で喋っているようにね」 「昔からそーだったのか‥？」 「ぃゃ──違うと思う」 けど── 物心付いた時には既に‥ こんな風に喋っていたような気がする。 前へ |次へ |
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