《MUMEI》 エピローグ*** 「──柏木」 「如何なされましたかな? 鳳様」 「‥アイツ──‥ほんとにいいんだと思うか、俺で‥」 「──心配なのでございますか?」 「‥別に、そんなんじゃねぇよ」 「───────」 「何笑ってんだ‥?」 「ぃぇ──」 「?」 「皆さーんっ、晩ご飯出来ましたよ〜♪」 「──参りましょうか、音無様がお呼びでございます」 「──そう、だな」 「音無様も──随分とご立派になられましたな、この半月程の間に──」 「アイツなら──何とかやって行けんだろ。──ま、何かあったら俺が助けてやるしな」 「頼もしい旦那様になられましたな、鳳様──」 「別に俺は頼もしかねぇけど‥。──行こうぜ、腹減った」 「畏まりました──」 *** 前へ |次へ |
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