《MUMEI》

‥ばかじゃないの‥?





あたしがいなくなったら、

日向が心配する事位‥分かってたじゃない。





ちょっと前にも‥

あたしが隠れてると不安だって言われたばっかりなのに。





「──日向ーっ!」





外‥

行っちゃったのかな‥。





「ぇ‥那加ちゃん? どうしたの?」

「日向は!?」

「ぇ?」

「日向どこ‥!?」

「ごめん、見てないわ──」

「っ‥」

「ぇ‥那加ちゃん‥?」

「日向見つけなきゃっ‥」





廊下を走って、

自動ドアから外に出た。





「日向ぁ!」





どこ行ったの‥?

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫