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《MUMEI》 あれから、 ずっと無言の僕達。 ‥どうしよう‥。 会話がないって‥ こんなに不安になるものだっけ‥？ 何か── 話したいな‥。 きっと、 こういう時でもなければ── 僕は君と話せないから。 教室にいる時は、 なかなか声をかけ辛い。 こうやって、 君と２人だけになれる時ってあまりないし‥。 だから、 今── 少しでも多く君と話しておきたいんだ。 「‥！？ 何だよいきなり止まんな」 「──僕ね──」 「‥？」 「僕──色を想像するのが好きなんだ」 「‥色‥？」 芙原さんは、 キョトンとした。 前へ |次へ |
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