《MUMEI》

‥いつまで僕は動揺しているつもりだ‥?

もういい加減‥

落ち着いてもいいじゃないか‥。

大体‥

僕はどうかしている‥。

何なんださっきから‥

挙動不審どころじゃないぞ‥。

少々‥

彼女を意識し過ぎてはいないか‥?

「‥‥‥‥‥‥‥」

今だって

授業中だというのに──‥

僕は隣りが気になって仕方が無い。

いや‥

気になる以上の問題だ。

珠季──

君はどうして

そんなにも僕を惑わせる?

「‥?」

「!!‥」

頼む‥

あまりこっちを見ないでくれ──‥。

本当に

どうにかなってしまいそうだ‥。

「‥‥‥‥‥‥‥」

‥気付いてしまった。

君が

実は魔性の女だって事に──。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫