《MUMEI》

「痛いわ!」

弾丸を打ち込んだ樹木から声がした。

樹木の表面が布のようにベロリと剥がれ、そこから人が現れた。

「いきなり撃つなんてアンタ何様?殿様のつもりかしら?」

そいつは、見た目こそ一昔のヤマンバギャルであったが

あきらかに男だった。

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