《MUMEI》
待ちに待った日
晴れた春の朝

眠い目を擦りながら
時計を見ると午前九時をまわっていた

(しまった!今日は待ちに待った愛しい彼に会える日だった)

私は慌ててベッドから飛び出て携帯を取り出し電話をかけた

3コール目で彼が出た
…もしもし?

声を聞いた途端私は涙が流れそうになった
ちっとも変わってない私と恋に落ちた時と同じ声だったから

泣きそうになるのをこらえながら
寝坊してごめんねこれから行くから待っててと正直に話した

…お前三年前と全く変わってないな

笑い混じりに彼が言う
私は顔が真っ赤になった

もう着いてるから早く来いよ

じゃあな

そう言い残すと彼は電話を切った

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