《MUMEI》

「ん、


ほっ。


はっ。」


「…あのさ翔太?」


「えっ?
なんすか?」


「僕前から思ってたんだけどさ、


翔太時々わけわかんないことやってるよね。


何それ?」


「え?
あぁ、
遊んでるだけっすよ。」


「ふ〜ん。」

















翔太は、


休憩時間にもボールを離さなかった。


幼少時代、


トランプや牌を触り続けていたように…


それがどんなことに繋がるか、


その時は翔太も気付いてはいなかった。


幼少時代から行っていた遊びの終着点が、


そこにあるとは知らずに…

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