《MUMEI》 雅人「…何だ…この部屋は …」 窓、ひとつ無い… 空調は効いてるな… ベットに冷蔵庫、 ユニットバスがある…だけ 雅人「…牢屋とかわらない な………!…」 しまった! 扉がロックされてた… …まぁ…あまり、事態は変わらないか… 選択肢は……ぼーっとしてるか…寝るか… 雅人「…寝るか…」 …日本に…無事に着けるのかねぇ… ベットに横になり 今までの事を整理してみた 何が真実かわからないけど俺を殺そうとする奴らと 生け捕りにしようとする奴らが居るのは、事実 殺す= 日本に行かせない 生け捕る=神無月を利用する だろうな… 雅と連絡とれなくなって 何年も経つ… 日本で何か、俺の知らない事が起こってるんだ… 日本に行けば、わかるな いつの間にか、俺は眠っていた 自然に目が覚めたのは、何時だったのか 時計すらない、この部屋では、知る統べもない 冷蔵庫の中の食料と水を少しだけ、口にした 胃袋を大きくしたくない 粗食に慣れる必要がある 体力維持の為、運動をした ここにずっと幽閉されるとは思えないが… いつ出れるともわからない 軽く汗を流したとき 異変を感じた 建物が揺れたんだ 地震じゃぁない… また…揺れた… …爆発…もしくは… 攻撃を受けてる… その時、急にドアが開いた アリサ「急いで出て!」 雅人「?」 何も言わず、アリサに付いて行った バトルスーツ姿のアリサの身体に、着弾の後が有ったからだ 敵か? アリサ「これを着て」 バトルスーツ… 俺のベレッタも有る アリサ「軍内部でクーデタ ーが起きたわ!」 「地下のクルーザーで脱出 するわよ」 雅人「わかった…」 事態を把握した俺は、無駄な会話をせず、アリサに従った 階段を駆け降り、地下に向かった ズガーン! また、建物が揺れた 足元が定まらない アリサが足を取られ、階段の踊場でバランスを崩した アリサの手を引き、引き寄せた 雅人「…大丈夫か?」 アリサ「…防護扉を突破さ れたようね…敵が来るわ よ」 雅人「敵の数は?」 アリサ「…わからないわ… 」 ズカーン!! 爆発が近くなってきている、頭の上の方で、爆発したようだ! コンクリートの破片が落ちて来た アリサの頭を抱えた 爆風が、階段室を駆け抜けた アリサと目が合った … アリサ「行くわよ!、急 いで!」 俺に、そう言ったアリサだが、 とても不安そうな顔に見えた 軍人と戦闘か…… 分が…悪いな… 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |