《MUMEI》

流石の桜庭も〆華の意図を測り兼ねて、驚きの表情を浮かべていた。



だが、やがて何か考えがあっての申し出と察し、そっと藤城に耳打ちする。



『藤城さん…


実はあの芸者は…姉を兼松に殺られてるんです…。


ここは、あの女に任せてやって貰えませんか?


どうかひとつ…


…宜しくお願いします。』



その言葉を聞いた藤城の眉がピクリと動いた…。

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