《MUMEI》 「ちったぁ気分、晴れたか?」 「──ぁぁ‥頭も覚めた」 「寝ぼけてたのかよ」 「気分的にね──何だか頭がスッキリしなかったんだ。けど少し──増しになったような気がするよ。有り難う」 「‥‥‥‥‥‥‥」 「君はブラックは駄目なのかい?」 「あたしは‥コーヒー牛乳専門だから」 「成程──」 「?」 「そっちの方が君に似合っているしね」 「似合うとかあんのかよ、コーヒーに」 「何だってそうさ──みんな、好きな物が似合う」 「‥マジで哲学者みてーだな、オマエって‥」 「哲学か──専門分野じゃないけど──少しなら囓った事があるよ」 「はっ!? 哲学って大学でやるヤツだろ‥?」 「ぁぁ。けれど──知識を蓄えて損は無いからね」 「‥アタシには到底出来そーにねーや」 前へ |次へ |
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