《MUMEI》

アリサ「すみません…」
「ティファの非礼は、謝 ります」

アリサが深々と頭を下げた
ティファ「…」

アリサ「私達が疑わしい行 動を取ったら、迷わず殺 してかまいません」
「楓様を迎えに来さす事 も打診してみます…」
「ですから、船から飛び 降りたりしないで下さい 」

雅人「…」

ティファ「…眠らせて、強 制的に楓様の所に連れて 行けばいいのよ…」

ティファがつぶやいた

アリサ「ティファ!」

ティファ「…」

アリサ「とにかく、着替え を…」

アリサが着替えを持って来た

雅人「ムカつく…髪金女… 」

ティファ「…生意気な…… ガキ…」

アリサ「…仲良く…出来な い?…」

ティファ「…」

苛々しながら、ティファが着替え始めた
俺が見ている前で…

雅人「へぇ〜下も髪金かぁ 」

ティファ「…エロガキ…」
雅人「見せたくて、そこで 着替えてるんだろ」
「もっとよく裸見せろよ じっくり、見てやるから 」

ティファ「…」

雅人「どうした、脚開いて 見せろって、自慢の身体 を」

ティファ「痛いめ、見る? 坊や…」

マジギレ寸前のティファだった

全裸で俺を睨むティファ

雅人「見せるのは、痛い目 じゃあなく…カ・ラ・ダ だろ…」

ティファの身体がゆっくりと沈んだ

アリサ「ティファ!」

ティファの蹴りが跳んで来た?

屈めた身体をステップインさせ、膝を溜め、踵を俺の胸元へ突き出した

真っ直ぐ伸びる蹴り

俺はティファの背中の方へステップインして躱した

ティファの背後を取り
軽く押す

バランスを崩したティファに密着するように、至近距離からティファの顎を突き上げるように…拳を………寸止めした

船の壁に押し当てられたティファ…

俺の拳がティファの顎を
コツン と触れ

雅人「弱いよ…髪金さん… …」

嫌味を込め笑顔で言った

ティファ「…」

鋭い、ティファの目

ティファの肘が俺の腹を狙う

軽くステップバックし躱した

開いた空間を利用して
ティファが俺に向き合い
膝を…

狙いは俺の腹か…

身体を斜めにし、膝を躱す
俺の胸元で空を切るティファの膝

その膝裏に腕を絡めながら、ティファを後ろに押し倒した

ソファーに倒されたティファ

雅人「なかなか良い眺めだ 」

片足を持ち上げられたまま、ソファーに倒されたティファは、女性の部分が丸見えだった

俺は立ち上がり

雅人「ガキに簡単に負ける お前が、俺を守るだぁ? ……笑わすな…」

アリサ「…やるぅ〜」

ティファ「…」

雅人「…下手すると…俺達 3人共…皆殺しになるぜ …」

アリサ「どう言う事?…」
雅人「…水無月にも…反乱 者は出る…」

アリサ「…」

雅人「普通の予測だろ…」
アリサ「…」

雅人「女に守られる程、弱 くはないよ…」
「バカに、し過ぎだ…」

「着替えてくるよ…」

アリサが用意した服を持ち
隣の部屋で着替えた…

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