《MUMEI》
愛しい人
電話を切り支度をして私は彼が待つ公園へ走った
春の空の中
数分後
彼の待つ公園についた
私と彼が恋人になった思い出の公園
三年前彼が海外へ留学に行く日泣いていた私を慰めてくれたのもこの公園だった
デートは必ずこの公園だった
二人掛けのベンチに横たわり私の膝枕で甘えていた彼を思い出した
この公園には忘れれない思い出ばかり
その二人掛けのベンチへ目を逸らすと
三年前別れた時と同じ服装の彼が座って本を読んでいた
(会いたかった…)
私は溢れる涙をどうしようも出来ず彼に駆け寄った
彼は私を抱き締めながら笑顔で
三年ぶりだな
俺もずっとお前に会いたかった
泣き虫な所も変わってないな、とまた笑い混じりに言う
…顔上げろよ
前へ
|次へ
作品目次へ
ケータイ小説検索へ
新規作家登録へ
便利サイト検索へ
携帯小説の
(C)無銘文庫