《MUMEI》

あたしの側で──

笑ってて。





その温もりを、

あたしに分けて。





寂しがりで、

甘えん坊で‥

悪戯好きで、

恥ずかしがり。





あたしは、

いつも日向を惑わせてばっかり。





そうでしょ?





でも、

あたしがそう出来るのはね──

日向が天使だからなんだよ?





日向が、

優しくしてくれるから──

暖めてくれるから──

あたしは凍えなくていい。





どんなに冷たい風が吹いても、

暗い闇が襲ってきても、

あたしには日向がいるもん。





明るくて、

優しくて、

ちょっとドジだけど──

いつもまっすぐにあたしを見てくれる、

日向が。

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