《MUMEI》 14章 ずっと好きだったんだ【流side】‥俺は、 独り‥ 体育館でボールを突いてた。 けど‥ シュートなんて一本も入らねぇ。 ‥体が重い。 「‥‥‥‥‥‥‥」 あいつ‥‥‥ また傷付いたかな‥。 「──流ッ」 「‥桃史‥‥‥、!?」 桃史に‥ 胸倉を掴まれた。 「‥よくも俺の妹泣かせてくれたな‥」 「っ‥」 「もう気付いてんだろ‥!? 早く告って来いよ‥!」 「と‥桃‥」 「今度アイツ泣かせたら‥オレ本気でキレるからな‥」 「‥ま‥待てよ、お前‥‥‥自分が認めた相手以外は認めねぇって‥」 「認めたんだよ、お前だけは」 「‥ぇ」 前へ |次へ |
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