《MUMEI》

『兼松様…』



そんな兼松に、〆華は小声で囁きかけた。



『…?』



『…兼松様が勝てば、お約束どおりこの身を賞味していただきます。


その間は、暫くお人払いいたしますので…。』



『この期に及んで女などいらんわ!』



兼松が焼けになって声を荒らげると、周囲の男達の視線が一斉に兼松を貫いた。

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫