《MUMEI》

けど‥

賭けるっつっても‥‥‥

イチかバチかなら‥

バチしかないような気が‥。





「‥ぁ"〜‥」

「──随分とお困りのようだね──下級執事君」

「ハジメっ──」





コイツは、

佐久間 哉。





上級クラス所属の、

自称エリート執事。





「合同授業──君も出るんだってね」

「一応‥。つーかそこで点数稼ぐしか道がないもんで‥」

「成程──。確かに君は、かなり危うい立場にいるようだし──。けれどある意味、命取りに鳴り兼ねないと覚悟しておく必要があるね」

「‥ぃ‥命取り‥?」





な‥

何か恐ぇ‥。

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