《MUMEI》 「先輩‥?」 「そーじゃなきゃ、お前がヘコんでた時‥あんなに辛くなかったろーしな──」 って事は‥ 俺がヘコんでた時‥ こいつも同じ位辛かったって事だよな‥。 「──‥悪ぃ」 「ぃぇ──、もう平気ですから──」 花が咲いたみたいに、 藤澤が笑った。 「ぁ‥教室戻らなきゃ‥」 「藤澤」 「──?」 「昼‥‥‥飯一緒に食わねーか?」 「お昼休みに‥ですか‥?」 「良けりゃだけど‥」 「───────」 いきなり言われて、 「──じゃあ──お昼休みにまた来ます」 「マジで‥? いーのか‥?」 「ずっと──一緒にお昼したいなって思ってたんです」 「──っしゃあ♪」 嬉しくて、 俺はすっかりテンション上がってた。 前へ |次へ |
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