《MUMEI》
入国
新潟巷に近づくと
海上保安庁の船が近づいて来た

ティファが何やらやりとりをした

………

15分もするとヘリが空を飛び回る

雅人「派手な歓迎だな」

ティファ「パニックになっ てるわよ…入国済みの貴 方が、ここに居るんだか ら…」

船をマリーナに接岸し入国管理事務所へ

役人「誠に失礼なのですが 一時、身柄を拘束しなく てはなりません…」

ティファ「どう言う事です か?」

役人「ご本人の確認が出来 るまでは、一応規則です ので…」

アリサ「その必要はありま せん」

扉を開け、アリサ達が入って来た

アリサ…右腕を吊してる…あれだけの怪我をして、もう、動いて大丈夫なのだろうか…

アリサ「身柄は水無月で預 かります」

役人「しかし…」

「そうわいかない!」

野太い、声の男だった
奥の部屋から、部下を連れ出て来た

アリサ「どなたですか?」
「特別国家公安部の木島だ 」

アリサ「特公?…」

木島「その男を逮捕しろ! 」
部下「はっ!」

木島の部下が俺の腕を掴んだ

ティファ「止めなさい!」
ティファが、その部下に銃を突き付けた

特公も銃を抜いた

水無月の衛士も銃を抜く

役人「ひぃーっ」

うずくまり、頭を抱える役人

木島「水無月の好きにはさ せない、これは、国家の 安全に関わる事だ」

アリサ「特公あたりにとや かく言われる事じゃあり ません」

木島「水無月は国に逆らう というのか」

ティファ「場合によっては ね…」

木島「覚悟の上の事だろう な…」

アリサ「私達は、特公の権 限外にあります」
「私達に銃を向けた以上 死は、覚悟の上でしょう ね…」

木島「うっ!……うるさい !こっちは、神無月の指 示で動いている!」

ティファ「アリサ…確認し て……嘘ならこの場で射 殺します」

木島「か、確認、してみろ 」

木島という男…額が汗だくだ…

根は小心者なのかもしれないな

アリサ「ティファ……銃を 下げて…」

ティファ「な…」

アリサ「確認が、取れまし た…雅人様を…お預けし ます…」

木島「…ふん…素直に従え ばよいものを…手間かけ させやがって…」

アリサ「雅人様…直ぐに、 お迎えにあがります…」

アリサが悲痛な顔をした

ティファ「アリサ!どうな ってんのよ!」

アリサ「…」

ティファが俺を見た

雅人「仕方ないさ…大丈夫 だよ」

笑顔でティファに言った

ティファが、あまりにも、心配そうな顔をしてたから…

木島「来い!」

俺の肩をどつくようにした木島

アリサ「もっと、丁重に出 来ないものですか!」

木島「…御意見無用だ…」
ティファが殺気だった

雅人「木島!、案内しろ! 」
木島を見据えた

雅人「アリサ、行ってくる 」

こんな所でドンパチしたらもっとややこしくなる…

俺は二人に軽く手を上げ
入管を後にした

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