《MUMEI》 「さぁ城に戻ろうか?」 すると檜泉は雹里のおでこに自身の唇を当てた。 ユリウスはなっ!と言葉を失い顔をほんのり染めた。 雹里は何をされたのか良く分からず、首を小さく傾げた。 檜泉は良く状況を把握出来ていない雹里を可愛いと思いながら歩き出した。 「檜泉君、私歩けるよ、重いでしょ?だから」 「俺がこうしていたいんだ」 「良く分からないけど、檜泉君がそうしていたいなら別にいいよ」 「ありがと、ヒョーリちゃん」 前へ |次へ |
作品目次へ 感想掲示板へ 携帯小説検索(ランキング)へ 栞の一覧へ この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです! 新規作家登録する 無銘文庫 |