《MUMEI》

「先輩は──1人っ子なんですよね」

「おう、でも──部活仲間とかいるから寂しくはないけどな?」

「ふふっ、先輩人気者ですもんね──」

「そーか‥?」

「いつも先輩の周りにはみんな集まってますし──」

「なぁ、藤澤──」

「はい‥?」

「俺──プロになれなくてもいーから──アマでもいーから‥バスケ続けてきたいって思ってて──‥そんで‥‥‥」

「?」

「付いて来て‥くれっか‥? この先──俺と一緒に──」

「ぇ」

「ぁ‥ぃゃ‥何でも‥‥‥」





いきなり何言ってんだ俺‥。





「ぃ‥今の‥気にしなくていーからな?」

前へ |次へ


作品目次へ
感想掲示板へ
携帯小説検索(ランキング)へ
栞の一覧へ
この小説は無銘文庫を利用して執筆されています。無銘文庫は誰でも作家になれる無料の携帯・スマートフォン小説サイトです!
新規作家登録する

携帯小説の
無銘文庫