《MUMEI》

──あれから‥

3分経過‥。





みんなはもう、

課題2に進んでいる。





俺はというと‥





((そ‥その‥‥‥お話しをですね‥?))

((こっち見んなて言うとるんじゃ))





会話すら出来ないでいマス‥。





こッ‥

これじゃいつまで経っても先に進めない‥。





よし‥

もうぶち当たるしかないっ。





「ぉ‥‥‥お嬢様っっ」

「‥‥‥‥‥‥‥」

「ぁ‥改めまして、桜庭と申します──お嬢様の執事として精一杯お仕えさせて頂きますので、ょ‥宜しくお願い致しますっ」

「‥‥‥嫌や」

「!!」





ぃ‥

言ってくれるな茨姫‥ッ。

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